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長時間労働とパワハラで娘と無理心中

工作機械メーカー男性を労災認定

代理人の岩城穣弁護士らによると、大泉さんは1995年に入社。海外勤務などを経て2012年に松本営業所に配属され、サービスマンとして、顧客に納入した機械の修理などメンテナンス業務を担っていた。16年5月に通常2人で行う業務を1人で担当するようになり、長時間労働が恒常化。発症前の半年で、月残業時間が過労死ラインの基準とされる「80時間」を超す月が4回あり、1カ月前は123時間を超えていた。松本労基署は、大泉さんが自殺直前の17年4月上旬にうつ病を発症していたと認定した。

東京新聞Web 2021年11月24日付け記事より引用しました。

 長女を連れて自殺された真相はわかりませんが、長時間労働とパワハラが家族の人生まで壊してしまったことに違いはありません。
令和3年版過労死白書によると、過労死等の認定件数について、近年、精神障害は増加傾向にあります(平成30年:465件⇒令和元年:509件⇒令和2年:608件)。なお、そのうち自殺(未遂を含む)に係る認定件数は、令和2年で81件ありました。

労災認定の自殺事案を発病から死亡までの日数別にみると、「6日以下」が最多で47.3%、「7日ー29日以下」を合わせると66%になります。また、労災認定の発病に関して、医療機関への「受診歴なし」が64%で、特に「極度の時間外労働」があった事案については「受診歴なし」が76.1%でした。ご家族や周りの人が本人のいつもと違う様子に気づいたら、以下のサイトを参考に、専門家や医療機関に繋ぐことを意識していただきたいと思います。
働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト『こころの耳』

HP通信第320号では「厚生労働省 過重労働解消キャンペーン」について解説していますので、バックナンバーまたはYouTubeをご覧になってみてください。

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