正社員の採用予定59%、6年ぶり6割切る
中小企業が慎重に
帝国データは2月14~29日に全国2万3668社を対象にインターネット調査を実施。1万704社から回答を得た。21年4月入社見込みの新卒社員を含め、20年4月から21年3月の間に採用内定を出す予定があるかを聞いた。
正社員の採用予定がある割合を企業規模別にみると、大企業では82.9%となる一方、中小企業では53.6%にとどまった。前年からの低下幅は大企業が1.9ポイントだったのに対し、中小企業は5.5ポイントと差が開いた。
帝国データバンクは2020年度の雇用動向に関する企業の意識調査を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で景気の先行きへの不透明感が強まるなか、企業が採用について慎重姿勢に転じつつあるのがわかる。