退職者の持ち出し36%
企業への調査、秘密漏えいで最多
情報処理推進機構(IPA)が18日発表した企業の営業秘密の管理に関する調査によると、秘密漏えいの原因は退職者による持ち出しが36.3%で最多だった。過去5年以内に漏えいがあったと回答したのは全体の5.2%で5年前の調査(9.6%)より減少した。
調査は昨年8月~今年1月に実施し2175社が回答した。漏えいの理由で次に多かったのは従業員の誤操作や誤認で21.2%。ルールの不徹底が19.5%…
情報漏洩は5年前よりも減少傾向にあるとはいえ、機器などの不正持ち出しについて「何の対策もしていない」という企業が25.4%も占めるという。危機管理と機器管理は企業の要。この機会に改めて見直してみてはいかがだろうか。