塩野義製薬が「週休3日制度」を可能に
「学び直し」支援、副業も解禁
塩野義製薬は2022年度から、希望する社員が週休3日を選べる制度を始める。研究部門や工場勤務を含め、全社員の7割にあたる約4000人が対象となる。大学院でのリスキリング(学び直し)などを想定し、同時に副業も解禁する。知見の吸収や外部の人脈づくりに使える時間をつくり、組織全体のイノベーション力を高める。
日本政府は6月に閣議決定した「骨太の方針」で、企業による選択的週休3日制の導入促進を盛り込んだ。
現在はすっかり定着している週休2日ですが、この週休2日制の生みの親は松下幸之助さんです。松下幸之助さんは社員の自主的な学びと成長を重んじ、「1日休養、1日教養」という方針で、週休2日制を取り入れました。
塩野義製薬の週休3日は、リスキリングや副業(越境学習として捉えると、これも学び)を支援する目的ですので、松下幸之助さんが遺された精神になぞらえると「1日休養、2日教養」ということだと思います。
本記事で紹介されている週休3日制を導入している主な企業は大手ばかりですが、実は、中小企業や新興企業でも導入が進んでいるようです。働き方を改めることで生産性を上げ、人材確保や企業イメージの向上に役立てる狙いがあると紹介されていますので、こちらの記事もぜひご一読ください。