新型コロナ3年目、働き方改革もっと進む?
男性の育休取得、当たり前に
新型コロナウイルス禍で迎えた3年目の春。テレワークは大企業を中心に当たり前となり、私たちの働き方はコロナ前から大きく変わりました。オンライン会議の導入など企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進み、デジタル人材の争奪は激しくなっています。優れた人材確保のため「ジョブ型雇用」の導入なども相次ぎます。「男性版産休」を含む改正法の施行など、2022年度の働き方改革はどう進化するのでしょうか。
本日4月1日から新年度という会社も多いのではないでしょうか。2022年度の働き方改革はどう進化するのか、本記事では以下の4つを取り上げています。
①ジョブ型雇用、中堅ベテラン社員に試練?
②男性の育休取得、当たり前に
③広がるか、原則テレワークの働き方
④新しいオフィスの形「ハイブリッドワーク」とは
このなかで、今日は④の話題について触れてみたいと思います。
最近、「ABW」というワードを耳にしたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ABWとは、アクティビティ・ベースド・ワーキング(Activity Based Working)の略で、従業員が業務内容に合わせて好きな場所で働けるというワークスタイルです。どこで働くかを業務内容によって従業員個々の判断で決定し、その業務内容に最も適した場所を選ぶことで生産性の向上をはかるというメリットがあります。
席の自由度という点ではABWもフリーアドレスの一種ですが、単純なフリーアドレスと比べて、選択の自由度が高いという特徴があります。これからは、日本伝統の島型オフィス(固定席)では、優秀な人材が集まらないということも考えられますので、事業主様がワークプレイスについて考えることも重要だと思います。