ミドル転職、5年で2倍
雇用流動化に広がり 50歳未満は収入増
中高年の転職が活発になっている。41歳以上の転職者数は2020年度までの5年間で2倍に増え、若い年代より伸び率が大きい。新型コロナウイルス禍をへて企業が新たな成長事業の立ち上げを急ぐなか、経験が豊富な人材への需要が高まっている。即戦力となる中高年の流動化が進めば経済の活性化につながる。
少し前の記事ですが、昨日に引き続いて「転職」の話題を取り上げてみました。中高年の転職が活発になっているとのことですが、厚生労働省では、ホワイトカラー職種のミドルシニア層の方が、キャリア形成やキャリアチェンジを検討する際に活用できるポータブルスキル※を測定するツールの提供を開始しています。このツールは、自分自身では気付くことが難しい強みを発見し、診断結果をもとに持ち味を活かせる職務や職位が確認できるものとなっています。
※ポータブルスキルとは、会社や業種・職種が変わっても強みとして発揮できる持ち運び可能な能力(一般社団法人人材サービス産業協議会(JHR)が開発)で、専門技術・専門知識、仕事の仕方・人との関わり方で構成されています。従来の労働市場では、年齢が上になるほど、即戦力として分かりやすい「専門知識・専門技能」が重視されてきましたが、業種や職種を超えた労働移動を実現するにはポータブルスキルの概念をマッチングの現場に持ち込むことが必要です。
ポータブルスキル見える化ツール(ホワイトカラーの職業能力診断ツール)の概要は、こちらをご覧ください。
診断は15分ほどで実施できます。転職までは考えていなくても、キャリア自律・キャリア充実をはかっていく上での参考になると思いますので、GW中に取り組んでみてはいかがでしょうか。