共感疲労を知っていますか?
共感疲労とは…
悲惨なニュースを聞いて気分が落ち込んでしまったり、病気などで苦しむ人と接するうちに自分も苦しくなってしまったりすることはありませんか?
それは、「共感疲労」と呼ばれる現象のひとつです。
能登半島地震の発生から本日(1/29)で4週間です。
メディアなどで目にする被災者の様子を、自分のこととして受け止めすぎたり、共感能力の高い人や想像力のある人が「大変だろう」「つらいだろう」などと共感したりして、気づかないうちに自分自身を精神的に疲れさせてしまう「共感疲労」と呼ばれる状態になりやすくなるとして、自治体や専門家が注意を呼びかけています。
共感疲労を起こしやすい人には、次のような特徴があると言われています。
- 感受性が強い
- 気を遣いすぎる
- 使命感が強い
共感疲労の対処方法をご紹介します。(刈谷市ホームページより引用)
●様々な情報や報道から離れる時間をつくる
・テレビやスマートフォン等のニュースを見る時間を制限する
・意識的に外に出かける
●一息ついて気持ちを落ち着ける
・ゆっくり深呼吸をする
・ストレッチなどでからだをゆるめる
・趣味や好きなことなど、自分だけの時間をつくる
・自分の気持ちを人に話す
・気持ちを書き出す
このような対策をしてもなかなか改善しない場合は、共感疲労だけではなく、うつ病などほかの病気の可能性も考えましょう。症状が改善しない場合や、日常生活に大きな支障が出てきている場合などは、早めにメンタルクリニックや心療内科などの医療機関を受診することをおすすめします。