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体を動かす時間は成人60分・高齢者40分が目安 厚生労働省

座りっぱなし防止には30分ごとに動く

厚生労働省は、日常生活で推奨される身体活動や運動の目安などをまとめたガイドを作成した。歩行と同程度の活動を成人は1日60分以上、高齢者は1日40分以上行うことを勧めた。週2~3回は筋力トレーニングを取り入れ、長時間の座りっぱなしを避けるように呼びかけた。

読売新聞オンライン 2024年3月5日付け記事より引用しました。

 身体活動や運動分野のガイドラインは、1989年に「健康づくりのための運動所要量」が策定されたのが始まりで、次いで1993年に「健康づくりのための運動指針」、2006年に「健康づくりのための運動基準2006」および「健康づくりのための運動指針2006(エクササイズガイド2006)」が策定されました。

さらに2013年には、「21世紀における第二次国民健康づくり運動(健康日本21〈第二次〉)」の開始に伴い、「健康づくりのための身体活動基準2013」および「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」が策定されています。
今般、2013年以来10年ぶりの改訂となり、健康日本 21(第三次)における身体活動・運動分野の取り組みの推進に資するよう、「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」が策定されました。

ガイドでは、ライフステージ(成人、子ども、高齢者)ごとに身体活動・運動に関する推奨事項がまとめられており、また、身体活動・運動を取り組むに当たっての参考情報がテーマごとに紹介されています。なお、「身体活動」「運動」「生活活動」の定義は次の通りです。

身体活動:安静にしている状態よりも多くのエネルギーを消費する骨格筋の収縮を伴う全ての活動
運動:身体活動の一部で、スポーツやフィットネスなどの健康・体力の維持・増進を目的として、計画的・定期的に実施する活動
生活活動:身体活動の一部で、日常生活における家事・労働・通勤・通学などに伴う活動

成人の場合、以下の活動が推奨されています。
●歩行又はそれと同等以上の(3メッツ以上の強度の)「身体活動」を1日60分以上(1日約8,000歩以上)(=週23メッツ・時以上)
●息が弾み汗をかく程度以上の(3メッツ以上の強度の)「運動」を週60分以上(=週4メッツ・時以上)【筋力トレーニングを週2~3日】
座りっぱなしの時間が長くなりすぎないように注意する(立位困難な人も、じっとしている時間が長くなりすぎないように少しでも身体を動かす)
※メッツとは、身体活動の強度を表し、安静座位時を1メッツとし、その何倍のエネルギーを消費するかという指標。

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