フリーランス1000名のうち「収入に満足している」割合は?
フリーランスとしての働き方満足度調査の結果発表
フリーランスとしての働き方について、どのくらい満足しているか聞いたところ、「仕事全体的に」では、56.0%が「非常に満足している」「やや満足している」と答えた。14.4%は「全く満足していない」「あまり満足していない」と回答しており、フリーランスとして働く人の多くが、満足感を得ながら仕事をしていることがわかった。
連合が発表した「フリーランスの契約に関する調査2023」結果によると、フリーランスとして仕事上でトラブルを経験したことが「ある」は46.1%で、半数近くが、何らかの仕事上のトラブルに遭遇していることがわかりました。
経験したトラブルの内容は「不当に低い報酬額の決定」(31.0%)、「一方的な仕事の取消し」(28.4%)、「報酬の支払いの遅延」(25.8%)、「一方的な仕事内容の変更」(25.4%)、「報酬の不払い・過少払い」(22.8%)となっています。
フリーランスの適切な報酬や権利を守るために、64%が書面で契約したほうがいいと回答しており、契約書の締結の普及・浸透のために必要なことは、「フリーランスと取引する事業者への契約書面交付義務化の法整備」(47.6%)が最多でした。
ところで、2022年6月、岸田内閣は「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」において、フリーランスを保護するための新法を提出することを明らかにし、昨年の臨時国会での提出を目指していましたが、自民党内の審議で異論が出たことから、見送られています。