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日立、新卒採用で「ガクチカ」聞きません

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日立製作所は10日、2024年度の採用計画を発表した。新型コロナウイルス禍に入学当初から対面での活動が難しかった学生に配慮し、面接で学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)に関する質問をやめる。

日本経済新聞Web 2023年3月10日付け記事より引用しました。

 ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」を略した就活用語で、合同企業説明会を略した「ゴウセツ」と並んで、学生の間ですっかり定着している言葉です。

今年、就職活動をする学生は、コロナ流行後に入学した「フルコロナ世代」で、日立製作所の対応は、入学当初から対面での活動が難しかったという事情に配慮したものです。
学生の間では、コロナの影響で大学に通えておらず、「学生時代に力をいれたこと」で何をアピールすればいいのか、不安を抱えているようです。

このガクチカが言えない問題には、面接担当者が派手なガクチカを過大に評価してしまうといったことに対する採用側の意識改革も求められます。面接担当者には、コロナ禍の生活を乗り切った学生一人ひとりをしっかり見て、学生の本分である学業への取り組みを評価してもらいたいと思います。

さて、マイナビさんが、2024年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生(のべ3,080名)を対象に実施した「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(3月1日)」の結果を発表しています。

これによると、3月1~3日時点での内々定率は18.1%(前年比3.0ポイント増)、平均内々定保有社数は1.6社(前年比0.1社増)です。また、就職先として企業を選ぶ際のポイントとして最も多かった回答は「社風や働く社員が良い・良さそう」で28.7%、次いで「安定性がある」が19.0%、「待遇面(給与、休日休暇制度含む)が良い」が18.3% と続いています。

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