11月は「人材開発促進月間」です
現代の名工に対する表彰など、人材開発をアピールする催しを各地で開催
厚生労働省では、職業能力の開発・向上の促進と技能の振興を目指し、11月を「人材開発促進月間」、11月10日を「技能の日」としています※。この期間中、国や都道府県などでは、「卓越した技能者(現代の名工)」の表彰など、日本経済を支えてきた技術力をアピールする催しを行います。
「人材開発促進月間」(毎年11月)の上旬(1日から10日まで)は、特に「障害者人材開発促進旬間」とされており、この期間を中心に、障害のある人の「働きたい」を実現するために、国や各自治体において、職業訓練の受講促進、就職及び職場定着を支援するための取り組みが行われています。
ところで皆さん、『精神・発達障害者しごとサポーター』をご存知でしょうか。
近年、障害者の就職への意識の高まりとともに、企業における障害者雇用の取り組みが進むなか、精神障害および発達障害(以下、精神・発達障害)のある労働者も増加しています。
しかしながら、精神・発達障害者の職場定着は、必ずしも順調ではありません。職場定着に至らない要因は一人ひとり様々ですが、障害があっても、その特性を踏まえ、希望や能力、適性に応じて活躍できることが普通の社会、障害者と共に働くことが当たり前の社会を目指していく必要があります。
職場でこれを実現するため、精神・発達障害者の職場における同僚の方に、精神・発達障害についての正しい知識と理解を持って、精神・発達障害者を温かく見守り、「支援する応援者=『精神・発達障害者しごとサポーター』となっていただけるよう、厚生労働省が、精神・発達障害者しごとサポーター養成講座を全国各地で開催しています。
この講座を受講し、障害の特性や同じ職場の仲間としての日常的な配慮のポイントを学ぶことで、障害の有無に関係なく活躍できる職場づくりを進めていきませんか。
精神・発達障害者しごとサポーター養成講座の開催予定は、こちらからご確認ください。
講座を受講された方は、意思表示グッズを受け取ることができます。
職場内で「自分は精神・発達障害に関して一定の知識、理解がある」ということを意思表示するツールとして、ぜひご活用ください。