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「白ナンバー」対象の飲酒検知器検査、当分延期

原因は機器の供給不足

「白ナンバー」の車で自社の荷物などを運ぶ事業者に義務付けられる検知器を使った運転者の飲酒検査について、警察庁は14日、開始時期を、予定していた「10月1日」から当分の間延期する方針を決めた。検知器の製造、供給が追いつかず事業者に行き渡らない状況を考慮した。

朝日新聞DIGITAL 2022年7月14日付け記事より引用しました。

 自動車を一定台数以上使用する事業主は、自動車を使用する事業所ごとに、自動車の安全な運転に必要な業務を行う者として「安全運転管理者」を選任しなければなりません。
・乗車定員が11人以上の自動車が1台以上
または
・その他の自動車が5台以上(原動機付自転車を除く50CC以上の自動二輪車も0.5台として計算)

そして、道路交通法規則が一部改正(令和4年4月より段階的に施行)され、安全運転管理者に新たな業務が追加されることとなりました。具体的には、安全運転管理者に以下の業務が新たに義務化されます。

●令和4年4月1日施行
・運転前後の運転者に対し、当該運転者の状態を目視等で確認することにより、当該運転者の酒気帯びの有無を確認すること
・酒気帯びの有無について確認し、1年間保存すること
●令和4年10月1日施行※
・運転手の酒気帯びの有無の確認をアルコール検知器(アルコールチェッカー)を用いて行うこと
・アルコール検知器を常時的有効に保持すること
※今回、延期が発表されました。

ところで、アルコールはいくら少量であっても脳の機能を麻痺させ、飲酒は交通事故につながる危険性が高く、従って飲酒運転が危険な行為であることは誰もが知っています。体内に摂取されたアルコールは、胃にあるうちはゆっくりと、小腸に入ると速やかに吸収されますが、一般的には1時間で分解できるアルコールの量は「体重×0.1g程度」とされています。

例えば体重60kgの人が缶ビール500mlを飲んだ場合(アルコール量は20g)、アルコールが分解するのに約3時間かかるということです。夜遅くまでお酒をたくさん飲んでしまうと、数時間では抜けきらず、翌日、アルコールチェックでアルコール反応が出る可能性があります。

一人ひとりが「飲酒運転を絶対にしない、させない」という強い意志で 飲酒運転を根絶させるためには、翌日に運転することが予定されている場合、お酒を飲む量を控えめにするとともに、飲み終わる時間にも注意しましょう。

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