平均寿命10年ぶりに短く 男性81.47歳、女性87.57歳
昨年、コロナ死者増が影響
厚生労働省が29日に発表した簡易生命表によると、2021年の日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳だった。新型コロナウイルス流行の影響で、20年と比べて男性は0.09歳、女性は0.14歳短くなった。前年を下回るのは東日本大震災の影響があった11年以来、10年ぶり。
平均寿命とは記事にある通り「0歳における平均余命」のことですが、皆さん、「健康寿命」というものをご存知でしょうか。
健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことを言い、令和元年の健康寿命は、男性が72.68歳、女性が75.38歳となっています。
従って、平均寿命と健康寿命の間には、男性で約9年、女性で約12年の差がありますが、この差は日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味しています。
国民一人ひとりの生活の質を維持し、社会保障制度を持続可能なものとするためには、健康寿命の延伸し、平均寿命との差を縮小することが重要です。そこで国では、日本再興戦略、未来投資戦略に位置づけられた「国民の健康寿命の延伸」に関する取り組みの1つとして、「健康経営」を推進しています。健康経営の概要については、こちらの資料をご覧ください。
ところで、大企業に比べ従業員数が少ない中小企業では、一人ひとりが受け持つ業務の比重が大きく、交代要員を確保しておく余裕もありません。従って、従業員の健康管理は大企業より中小企業のほうが遥かに重要だと言えます。また今後、より人材不足が深刻化していく中で、従業員一人ひとりに生産性高く働いてもらうことがこれからの中小企業における経営課題です。
とは言え、何から始めてよいかわからない事業主様もいらっしゃると思いますで、ヒューマン・プライムでは、「健康経営・産業保健」に関するコンサルティングを提供しています。
企業にとってかけがえのない存在である従業員が健康でいきいきとした生活を送るため、ヒューマン・プライムが健康経営や産業保健の取り組みをサポートいたします。また、この機会に、従業員の健康管理について解説した動画もご覧いただければ幸いです。