第54回社会保険労務士試験の合格者発表
果たして合格率は…
社会保険労務士は、労働・社会保険に関する専門家で、労働社会保険諸法令に基づく申請書類などの作成や労務管理、社会保険に関する相談・指導などを行います。
合格者は、労働社会保険諸法令の事務に2年以上従事、または厚生労働大臣が指定した講習を修了後に、全国社会保険労務士会連合会に備える社会保険労務士名簿に登録することで、社会保険労務士※となることができます。
今年8月に実施された第54回社会保険労務士試験ですが、4万633人(対前年8.9%増)が受験し、2,134人(対前年803人減)が合格されました。
合格した皆さま、おめでとうございます!
合格率は、前年比2.6ポイント減の5.3%でしたが、これは、2015年の2.6%、2016年の4.4%に次いで、過去3番目に低い合格率です。
2022年:5.3%
2021年:7.9%
2020年:6.4%
2019年:6.6%
2018年:6.3%
2017年:6.8%
2016年:4.4%
2015年:2.6%
2014年:9.3%
2013年:5.4%
2012年:7.0%
2011年:7.2%
2010年:8.6%
2009年:7.6%
合格者の年齢構成をみますと、多い順に40歳代31.7%、30歳代30.4%、50歳代20.1%、20歳代以下10.7%、60歳代以上7.1%となっており、最年少は20歳、最高齢は75歳の方でした。
職業別では、会社員が61.0%を占め、次いで無職が11.0%となっています。
なお、社労士試験に紐づけた人事・労務ほっとニュースもご一読いただけると幸いです。
ところで、資格を取得することはリスキリングの代表的な方法として紹介されることが多いのですが、リスキリングは技術革新やビジネスモデルの変化に対応するために新しい知識やスキルを学ぶことであって、必ずしも資格取得が目的ではありません。
「リスキリングで何を学ぶか」のご参考に、厚生労働省「職場における学び・学び直し促進ガイドライン」について解説したヒューマン・プライム通信のバックナンバーをご視聴ください。