休校助成金、年度内で終了
コロナ対策曲がり角―厚労省
厚生労働省は23日、新型コロナウイルス対策の小学校休業等対応助成金を年度内で終了することを決めた。同日、労働政策審議会(厚労相の諮問機関)の分科会を開き、了承を得た。10歳未満のコロナ新規陽性者数は高水準にあるものの、学校全体での臨時休校がわずかとなっていることなどを踏まえ、期限となっている年度内で打ち切ることが妥当と判断した。
小学校休業等対応助成金は、小学校や保育所などが臨時休業したり、子どもが感染したりして、仕事を休まなければならなかった保護者を対象にしてきましたが、コロナの行動制限がなくなり、臨時休校が減少した状況を踏まえ、3月末で終了することを決めたものです。
厚生労働省では、来年度以降は子どもの学校が休校した場合でも、テレワークや短時間勤務、フレックスタイムなどを使って保護者が勤務を続けられる制度を整えた企業に対して助成を行う「両立支援等助成金」の活用を促す方針です。
両立支援等助成金の詳細は、厚労省のこちらのサイトをご覧になってください。