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「トラックGメン」を全国配置、2024年の運転手不足で

問題が見つかれば貨物自動車運送事業法に基づき是正を

国土交通省は18日、トラック運転手の不足が懸念される「2024年問題」を巡り、総勢162人の「トラックGメン」を配置すると発表した。物流業務の依頼側である荷主と運送業者の取引を監視し、運転手の長時間労働につながりやすい「荷待ち」などの行為があれば是正を促す。
21日に新設し、国交省と地方運輸局など全国に人員を配置する。トラック事業者への聴取などにあたる。

日本経済新聞Web 2023年7月18日付け記事より引用しました。

 2019年施行の働き方改革関連法で時間外労働の上限などが定められましたが、物流など一部の業界では2024年3月末まで猶予期間が設けられていました。

2024年4月から、トラックドライバーの時間外労働の960時間上限規制と改正改善基準告示が適用され、労働時間が短くなることで輸送能力が不足し、モノが運べなくなる可能性が懸念されています。これが「物流の2024年問題」と呼ばれているものです。

2024年問題は、一般消費者にとっても、
●当日・翌日配達の宅配サービスが受けられないかもしれない
●水産品や青果物など新鮮なものが手に入らなくなるかもしれない
といった影響があります。2024年問題の解決に向けて、私たち消費者にできることは次のような取り組みです。
●再配達を減らす配慮
●まとめ買い(まとめ注文)による運送回数の削減

さて、厚生労働省は、俳優の小芝風花さんを起用した働き方改革PR動画シリーズ「はたらきかたススメ」の第一弾を公開しています。この動画は、2024年4月から開始するドライバーや建設業で働く方への時間外労働の上限規制の適用に向けて制作されています。今回公開した第一弾では、運輸業、建設業で働き方改革を進めるにあたって、国民として知っておいて欲しいことが総論的に取り上げられています。

「働き方の変化にあわせて、わたしたちにできること」も紹介されていますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。

また、ヒューマン・プライム通信のバックナンバーでは、時間外労働の上限規制について解説していますので、この機会にご視聴ください。

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