「60歳給与半減」見直し戦力離脱防ぐ
定年延長も相次ぐ
製造業の技術者向け専門誌「日経ものづくり」がメールニュース配信サービス「日経ものづくりNEWS」の読者(ほぼ製造業の従事者)を対象に実施した調査では、再雇用になって定年前と仕事量が変わらない場合でも「給与は5〜6割程度」という回答がほぼ半数を占め、「3〜4割程度」という回答も20%…
皆さん、国民的なテレビ番組である「サザエさん」に登場する威厳と貫禄たっぷりのお父さん、磯野波平さんの年齢をご存知でしょうか。サザエさん-公式ホームページによると、年齢は54歳とのことです。ちなみに、「サザエさん」の新聞連載が始まったのは1950年代(昭和20年代)で、テレビ放送がスタートしたのは1969年(昭和44年)でした。
1970年代までは55歳を定年とする制度が主流でしたので、磯野波平さんはあと1年で定年を迎える頃という設定です。
何歳をもって定年とするかは、時代とともに変遷してきており、1970年代半ばより、高年齢者の雇用確保の観点から60歳をもって定年とする制度が主流となり、平成6年の高年齢者雇用安定法改正によって、60歳を下回る定年制が禁止されました。なお、現在における高年齢者雇用に関する法制の概要(65歳まで/70歳まで)は、こちらをご覧になってください。
さて、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構では、10月を「高年齢者就業支援月間」と定めており、事業主のみならず広く国民に対して、高齢者の雇用問題についての関心と理解を深めてもらうため、厚生労働省等と連携・協力して、さまざまな啓発活動を展開しています。
また、高齢・障害・求職者雇用支援機構のHPには、「70歳雇用推進マニュアル」及び「70歳雇用推進事例集」が掲載されていますので、是非ご活用ください。