企業の転勤 手当で報いる
明治安田は一時金新設/勤務の希望申告も
企業の転勤が変わりつつある。引っ越しを伴う異動に手当を手厚く支給し、私生活の変化に報いる動きが広がる。共働き世帯の増加などに伴い若い世代を中心に転勤への拒否感が強まっており、企業都合の転居は離職の理由になりかねない。全国に拠点を持つ企業にとっては転勤前提の人事制度をすぐに解消することは難しく、経済支援で納得感を持たせる。
エン・ジャパンさんが、自社で運営する求人サイトのユーザーを対象に実施した「転勤に関する意識調査(2024)」の結果を公表されています。
概要は次の通りです。
- 69%が「転勤は退職のキッカケになる」と回答。年代が低いほど、転勤への抵抗感が大きくなる傾向に
- 転勤の辞令を受けたことがある方のうち、3割が転勤を理由とした退職を経験
- 半数が転勤を承諾意向。承諾条件のトップは「家賃補助や手当が出る」。転勤を拒否する理由のトップは「配偶者の転居が難しい」