コロナ雇調金特例、月末に終了
財政再建が急務
新型コロナウイルス禍で従業員を休ませた企業に対し、休業手当の一部を補塡(ほてん)する雇用調整助成金(雇調金)の特例制度が1月末で終了する。
厚労省では、雇用保険財政の立て直しに向けて、4月から雇用保険料率を現在の1.35%から1.55%に引き上げる方針です。現在の雇用保険料率は13.5/1000(一般の事業)で、内訳は以下の通りです。
・失業等給付 6/1000(労使折半)
・育児休業給付 4/1000(労使折半)
・雇用保険二事業 3.5/1000(使用者のみ負担)
4月からは、失業等給付の保険料率が0.6%から0.8%になり、育児休業給付のための保険料率0.4%と雇用調整助成金などのための保険料率0.35%は変わらない見通しです。
・失業等給付 8/1000(労使折半)
・育児休業給付 4/1000(労使折半)
・雇用保険二事業 3.5/1000(使用者のみ負担)