入社前後のトラブルに関する調査2022
就職活動中に受けたハラスメントの実態とは
しかし、就活中のセクハラや就労後の労基法違反は根強く存在し、内定後のインターンシップ・アルバイトでは、学生生活の侵食や交通費の持ち出し、無償労働が疑われるコメントもあります。企業側は本結果を重く受け止め、改めてワークルールの周知徹底・遵守に取り組むことが必要です。
調査結果のポイントは、以下の通りです。
- 内定者インターンシップやアルバイト参加者の 46.9%が「必ず参加することを求められた」または「参加を強く求められた」と回答
- 新卒入社した会社を「離職した」が3割を超す
- 労働条件通知書を「書面にて渡された」は 59.9%、前回調査より下降
- 新卒入社した会社を辞めた理由の 1 位は「仕事が自分に合わない」
また、内定の際に就職活動を終了し自社に入社するよう圧力をかけられる「オワハラ」を受けた人の割合は14.5%、容姿に関する発言・質問や2人きりの食事に誘う行為などの「セクハラ」を受けた人の割合は6.2%となっています。
連合では『すべての職場にワークルールと労働組合を』のタイトルで、調査に関するコメントを発表し、「就活中のセクハラや就労後の労基法違反は根強く存在し、内定後のインターシップ・アルバイトでは、学生生活の侵食や交通費の持ち出し、無償労働が疑われるコメントもあります。企業側は本結果を重く受け止め、改めてワークルールの周知徹底・遵守に取り組むことが必要です。」と警鐘を鳴らしています。
なお、ヒューマン・プライム通信のバックナンバーでは、「就職活動中やインターンシップ中の学生等へのハラスメント」について解説していますので、この機会にぜひご視聴ください。