公的年金、2年連続抑制へ
マクロスライド、来年度も発動 物価の上昇見込む
公的年金の給付額を抑える「マクロ経済スライド」が2020年度に発動される見通しだ。緩やかな景気回復の下で、物価や賃金が小幅ながら上がり、実施の条件を満たす公算が大きい。発動すれば、いまの高齢者への年金を抑え、将来世代の給付に回すことができる。デフレ下では発動しない制限があるため、これまで抑制が不十分だった。厚生労働省は今後30年弱にわたって抑制が必要だと見込む。
2019年の物価や賃金の年間上昇率が確定する2020年1月に正式に決まり、2020年4月から適用されます。物価等の大幅な動向がなければ、年金の改定率は微増か横ばいに抑えられる可能性が大きいようです。