その仕事「対面」必要ですか?
コロナの経験を活かして
新型コロナウイルスの感染拡大は経済をどう変えていくだろうか。外出自粛は解除されつつあるが、フェイス・ツー・フェイス(F2F)へのこだわりを見直す動きは奔流になりつつある。日本で立ち遅れてきたデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速する可能性がある。
新学期に入り、多くの大学の授業が大きく様変わりした。コロナ対策で教室での対面授業ができなくなり、リモート授業が一気に広がった。
対面を「F2F(フェイス・ツー・フェイス)」と命名したのは、東京大学経済学部長渡辺努教授とのこと。これから定着するのだろうか。
さて、今回のコロナ感染防止でF2Fからデジタルへ急速に切り替えが広がった結果、「対面でないとできない」という前提がかなり疑わしいことがわかってきた。今後すべてがオンラインへと移行するわけではないが、今回のコロナにより明らかになってきた今までのF2Fの必要性を精査する良い機会となったのではないだろうか。