「カードのご利用確認にご協力をお願い致します」…?
毎日繰り返しやって来る詐欺メール。最近は定番のAmazon、楽天に加え、新たに三井住友カードが加わりました。
件名:<重要>【三井住友カード】ご利用確認のお願い
いつも弊社カードをご利用いただきありがとうございます。
昨今の第三者不正利用の急増に伴い、弊社では「不正利用監視システム」を導入し、24時間365日体制でカードのご利用に対するモニタリングを行っております。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。
つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。■ご利用確認はこちら
http://smcc-cacc.xyz/(あえて全角で表記しています)■発行者■
三井住友カード株式会社
http://smcc-cacc.xyz/
〒105-8011 東京都港区海岸1丁目2番20号 汐留ビルディング
ちなみに「楽天」を語る不届き者のメールはこちら
Rakutenお客様
残念ながら、あなたのアカウントを更新できませんでした。これは、カードが期限切れになったか。
請求先住所が変更されたなど、さまざまな理由で発生する可能性があります。
今アカウントを確認できます。
楽天ログイン(←詐欺リンク)
なお、24時間以内にご確認がない場合、誠に遺憾ながら、アカウントをロックさせていただくことを警告いたします。
パスワードを変更した覚えがない場合は、至急(01)-50-5830-6860までお電話ください。
お知らせ:
請求先住所が変更されたなど、さまざまな理由で発生する可能性があります。今アカウントを確認できます。
そして「偽Amazon」
Amazon お客様
Amazonチームはあなたのアカウントの状態が異常であることを発見しました。バインディングされたカードが期限が切れていたり、システムのアップグレードによるアドレス情報が間違っていたりして、あなたのアカウント情報を更新できませんでした。
リアルタイム サポートをご利用ください
お客様の Amazon アカウントは 24 時間 365 日対応のサポートの対象となっておりますので、Amazon サポートチームにご連絡いただければ、アカウントの所有権の証明をお手伝いします。
この3つのスパムメール、似ているようでまったく違う点があります。何が違うかといえば、前者は「文章がちゃんとした日本語」であるということ。
内容、言葉遣いに偽物臭さが(あまり)感じられないため、三井住友カードユーザーがうっかりリンクを踏んでしまう可能性は、今までより明らかに高いと思われます。もちろんリンク先はクレジットカード番号を入力させるための詐欺サイトです。
どんどん巧妙になる詐欺メールの手口。メール内のリンクをクリックする前には、必ず同様のメールで被害にあっている人がいないか確認してください。たとえば上記の三井住友カードであれば、「smcc-cacc」と検索するだけで、三井住友カードを騙る詐欺メールの情報がたくさん出て来ます。