厚生労働省が新たな履歴書の様式例を作成
履歴書の様式が変わることになりそうです。
令和3年4月16日付の厚生労働省のホームページに「新たな履歴書の様式例の作成について」という表題で発表がありました。
令和2年7月に日本規格協会が、JIS規格の解説の様式例から履歴書の様式例を削除したため、厚生労働省において公正な採用選考を確保する観点から新たな履歴書様式例の検討を行い、事業主の皆様に広く参考にしていただくための様式例(厚生労働省履歴書様式例)を作成し、本日開催された労働政策審議会職業安定分科会に報告いたしました。
JIS規格の履歴書様式例が削除されたため、新しい様式を厚生労働省が検討していたようです。
変更点としては、以下2点あるとのことです。
- 性別欄が〔男・女〕の選択ではなく任意記載欄となり、未記載とすることも可能となった。
- 「通勤時間」「扶養家族数(配偶者を除く)」「配偶者」「配偶者の扶養義務」の各項目がなくなった。
※新しい様式はこちらを参照してください。
性別については、男女区別なく公正に採用選考して欲しい、通勤時間が長かったりや扶養家族がいることよりも本人の能力や意欲を重視して採用して欲しいという願いを意識して上記変更が行われたのではないかと推察します。
履歴書の様式が変わることによって大きく変わることはないと思いますが、男女雇用機会均等や公正な採用選考が少しでも広がれば良いと思います。