今日(4月17日)は職安記念日・ハローワークの日です。
職安は昭和22年の本日生まれ
職業安定所は、職業紹介・職業指導・失業保険など「職業安定法」の目的を達するための事業を無料で行う施設である。アメリカの職業紹介機関の直訳で「職安」が一般的な略称となっていたが、いかにも暗く古臭いということで新しい愛称を全国から公募して、1990年(平成2年)1月8日から「ハローワーク」の愛称で呼ぶこととなった。
1947年4月17日、国民の雇用機会の安定を目的とする「職業紹介所」が、職業安定法に基いて「公職職業安定所」と名称を改定し、発足しました。「ハローワーク」という名称は、職業安定所のイメージを変えるために1989年、公募によって選ばれ、現在ではこの呼び方が浸透してします。
ハローワークは、都道府県労働局・職業安定部の下部機関に位置づけられ、主な役割は以下の通りです。
●憲法に定められた勤労権の保障のため、障害者や生活保護受給者の方など民間の職業紹介事業等では就職へ結びつけることが難しい就職困難者や人手不足の中小零細企業を中心に、国が無償で支援を行う雇用のセーフティネットの中心的役割を担う。
●職業紹介、雇用保険、雇用対策(企業指導・支援)の3つの業務を一体的に実施することで、増加している就職困難者の方などへの就職支援を効果的に実施。
●全国ネットワークによる支援のほか、雇用対策協定に基づく連携施策や自治体とのワンストップ窓口等により、地域密着型の就職支援を実施。
●主要国と比較して少ない職員数の下、業務システムの刷新や、PDCAサイクルを通じた全ハローワークにおける業績評価・改善の取組を通じて、利用者サービスの向上を推進。
ハローワークは現在、本体・出張所・分室を合わせて全国に544所(2023年4月1日時点)設置されていますが、中には、次のような専門支援窓口もあります。
・新卒応援ハローワーク(学生生徒の方、卒業後3年以内の方向け)
・わかものハローワーク(概ね35歳未満のフリーター等の方向け)
・マザーズハローワーク(子育て中の方向け パパも歓迎!)
・ふるさとハローワーク(近隣にハローワークがない方向け)
なお、2023年3月からハローワークインターネットサービスが更に充実していますので、この機会にご確認ください。
また、ヒューマン・プライム通信のバックナンバーでは、ハローワークの活動や雇用保険制度を取り上げて解説していますので、ぜひご視聴ください。