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気になる話題ピックアップ

転職希望1000万人超え

人手不足で「売り手市場」に

転職希望者が2023年に初めて1000万人を超えた。就業者の6人に1人にあたり、人材不足や就業観の変化が背中を押している。一方、実際に転職した人は350万人にとどまる。個人が転職をキャリアアップにつなげ、雇用が成長産業に移動するような好循環が求められる。

日本経済新聞Web 2024年2月27日付け記事より引用しました。

 リクルートさんが、企業の人事担当者5,048人を対象に人材マネジメント(人事制度、人材活用等)に関するアンケート調査を実施され、その中から「人材採用」の状況や具体的な取り組みについてリリースされています。
ポイントは、次の通りです。

●人材採用の現状

  • 半数以上の企業で人員が不足、直近1~2年で中途採用が難しくなっていると感じる企業は66.6%
  • 採用が成功している企業は35%未満、特に必要なスキルや経験を持つ人材の確保に苦戦
  • 3年後の採用見通しとして、新卒・中途いずれも約3社に1社は採用人数を増やす見込み

●人材採用の課題

  • 企業の人事課題では「中途採用・キャリア採用の強化」が上位に
  • 57.5%の企業が人材採用のやり方や制度を変える必要性を感じている⇒ 見直しが必要と感じている理由は、「これまでのやり方では必要な人材を確保できないため」(60.9%)が最多

●採用巧者の人材戦略

  • 人材採用のやり方や制度の見直しができている企業は、顕著な成果が出ている

<採用巧者の取り組み>

①経営戦略と人材戦略の連動/「事業変革型」の中途採用・キャリア採用を展開

単に人手不足であるから採用のやり方や制度を見直しているのではなく、事業戦略やビジネスモデル変革を推進するために必要な人材の獲得が、見直しのモチベーションになっています。これまでの中途採用・キャリア採用は、既存のポジションの空きを補うためのいわば「欠員補充型」の採用が主流であったかもしれません。
しかし、現在の企業や転職市場の動向をつぶさに見ていくと、その企業の主力として力強く事業戦略を推進するような人材を、外部から取り入れる「事業変革型」の採用が生まれていることが分かります。

②必要な人材を言語化し人事制度を改革/スキルと共にポテンシャルを重視

多様性向上を意識した採用ターゲットとは具体的にどのような人なのか、自社にはいない異質な人材とは具体的にどのようなスキルセットや経験を持つ人なのか、といった要素やポイントを言語化して、「求める人物像」の解像度を高めていることが分かります。
さらに、必要な人材を獲得するためには、場合によっては評価・報酬制度や働き方といった社内の人事制度を変革しています。

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