1. HOME
  2. ブログ
  3. 気になる話題ピックアップ
  4. パワハラの賠償、任天堂側に命令 産業医と保健師巡り

お役立ち情報

Information

気になる話題ピックアップ

パワハラの賠償、任天堂側に命令 産業医と保健師巡り

20万円の賠償 京都地裁

直接雇用を前提とする「紹介予定派遣」として任天堂で働いていた30~40代の女性2人が、パワーハラスメントで精神的苦痛を受けた上、不当に直接雇用を拒否されたとして、会社側に損害賠償や社員としての地位確認を求めた訴訟の判決で、京都地裁は27日、パワハラを一部認め20万円の賠償を命じた。地位確認の請求は棄却した。

日本経済新聞Web 2024年2月28日付け記事より引用しました。

 保健師さんが活躍するフィールドは、大きく「行政」、「産業」、「学校」、「医療(病院)」の4つです。このうち「産業保健師」は、民間の企業や団体等で働き、産業医や人事労務の人たちと協働して、働く人たちの心身の健康確保に取り組んでいます。働き方改革や健康経営の推進により、昨今、産業保健師の需要は高まっています。

従業員の健康の保持増進は、企業の活性化や発展のために重要です。そのためには、健康診断及び事後措置をきちんと行うことですが、健康診断の結果をもとに保健指導を実際に行う産業保健師の活用が鍵を握っています。

また、健康診断や保健指導の他にも、次のような幅広い「産業保健活動」の役割を担います。

  • 健康教育
  • 治療と仕事の両立支援
  • メンタルヘルス対策
  • 過重労働対策
  • 日々の健康相談
  • 職場復帰支援
  • 緊急時の応急措置
  • 地域保健(行政サービス)との連携

※産業保健とは、従業員の安全と健康を確保しながら生産性の向上を図るために企業が実施する活動です。

産業保健師は、法律により設置が義務づけられているものではありませんが、企業に産業保健師がいることで、以下のメリットがあります。

  • 産業医や人事労務担当者が本来の業務に集中できる
  • 従業員の心身の不調とそれに伴うパフォーマンスの悪化や生産性の低下を防げる

昨今の情勢も鑑みながら、従業員の健康の保持増進、ひいては企業の生産性向上のために、産業保健師の活用を検討されてはいかがでしょうか。

関連記事