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来春卒、4割が就活終了

選考解禁、大手は「青田買い」 中小が人材確保に苦戦

2025年春に卒業する大学生・大学院生を対象とした採用選考が1日解禁された。人手不足に直面する企業は、政府が定めた就職活動のルールを横目に前倒しで採用を進め、すでに約4割の学生が就活を終えた。大手企業の「青田買い」もあり、賃金だけでなく採用の分野でも中小企業との格差が広がっている。

日本経済新聞Web 2024年6月2日付け記事より引用しました。

 中小企業においては、大手企業と選考がバッティングするのを避けるため、6月以降も採用活動を行う企業が多くあります。

さて、採用活動において企業が気を付けるべきことの一つが「就活等セクハラ」です。就活等セクハラとは、就職活動中またはインターンシップ参加中の学生に対するセクシュアルハラスメントです。

厚生労働省の令和5年度「職場のハラスメントに関する実態調査」から、就活等セクハラの発生状況を見てみましょう。

●2020~2022年度卒業でインターンシップ中に就活等セクハラを一度以上受けたと回答した者の割合は30.1%、インターンシップ以外の就職活動中に受けた者の割合は31.9%

●就活等セクハラを受けた際の志望企業・団体の従業員規模については、インターンシップ中、インターンシップ以外の就職活動中ともに、「99人以下」(それぞれ37.7%、35.3%)の企業における割合が最も高い。

●男女別でみると、インターンシップ中にセクハラを受けたと回答した割合は男性の方が女性より高く(それぞれ32.4%、27.5%)、インターンシップ以外の就職活動中のセクハラについても、男性の方が女性より経験した割合が高い(それぞれ34.3%、28.8%)。

●受けた就活等セクハラの内容は、「性的な冗談やからかい」(38.2%)が最も多く、次いで「食事やデートへの執拗な誘い」(35.1%)、「不必要な身体への接触」(27.2%)の順に多い。

●就活等セクハラの行為者としては、インターンシップ中のセクハラは「インターンシップ先で知り合った従業員」(47.4%)が最も多く、インターンシップ以外の就職活動中のセクハラの行為者では、「大学のOB・OG訪問を通して知り合った従業員」(38.3%)が最も多い。

●就活等セクハラを受けての行動としては、インターンシップ中は「家族・親戚、友人に相談した」(21.5%)が最も多く、インターンシップ以外の就職活動では「労働基準監督署や都道府県労働局内の総合労働相談コーナーに相談した」(20.0%)が最も多い。

一方、就活等セクハラに対する予防・解決の取組を実施している企業の割合は52.4%ですが、従業員規模が小さくなるほど何も実施していない割合が高くなっています。実施している内容は、「公正な採用選考に基づいた面接実施の周知」(27.3%)、「応募者の個人情報の限定利用の徹底」(23.7%)、「就活生等に対するセクハラを行ってはならない旨の方針の明確化・周知」(13.1%)、「就活生等からの相談への適切な対応」(12.9%)、「社員に対する研修」(10.1%)となっています。

ヒューマン・プライム通信のバックナンバーでは、就活等セクハラ防止対策の企業事例をご紹介しています。この機会にぜひご視聴ください。

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