高める意識と安全行動　築こうみんなのゼロ災職場

今年で96回目となる全国安全週間は、労働災害を防止するために産業界での自主的な活動の推進と、職場での安全に対する意識を高め、安全を維持する活動の定着を目的としています。
これまで、事業場では、労使が協調して労働災害防止対策が展開されてきました。この努力により労働災害は長期的には減少しておりますが、令和４年の労働災害については、死亡災害は前年を下回る見込みであるものの、休業４日以上の死傷災害は前年を上回る見込みであり、近年、増加傾向に歯止めがかからない状況となっています。

厚生労働省ホームページより引用しました。

　厚生労働省では、毎年7月1日から7月7日までの1週間、「全国安全週間」を実施しています。

全国安全週間は、労働災害防止活動の推進を図り、安全に対する意識と職場の安全活動のより一層の向上に取り組む週間です。昭和3年に第1回が実施されて以来、戦時中を含め一度も中断することなく続けられており、今年で第96回を迎えます。

そして、全国安全週間の実効を上げるため、6月1日から6月30 日までを準備期間に設定しています。

安全活動の定着と安全水準の向上を図るため、準備期間中に行うことは「安全活動に係る総点検」です。総点検は、各事業場の実情を踏まえて行うこととされており、その内容は、安全衛生管理体制や自主的な安全衛生管理活動、安全教育、緊急時の安全確保に関するマニュアル、業種の特性に対応した災害に対する対策などとなっています。

この機会に、職場における労働災害防止活動の大切さを再確認し、積極的に安全活動に取り組んでいただきたいと思います。