原則月45時間 変わる時間外労働規制、女性に恩恵?
人生100年時代のキャリアとワークスタイル
私たちが働くことができる労働時間は法律によって上限が定められているのをご存じでしょうか。労働基準法では、労働時間は原則として1日8時間・1週40時間以内とされています(労働基準法第32条1項、2項)。これを「法定労働時間」といいます。そして、休日は原則として、毎週少なくとも1回(または4週間を通じ4日以上)は与えられることになっています(労働基準法第35条1項、2項)。これを「法定休日」といいます。まずはこの基本をしっかりとおさえておきましょう。
それならば、なぜこれだけ日本では長時間労働がまん延しているのだろうかと不思議に思いますよね? それは、労使の合意に基づく所定の手続き、つまり時間外労働を可能にするための労使協定「36(サブロク)協定」を労働者の過半数代表者と使用者が締結して労働基準監督署へ届け出ることで、法定労働時間を超えて働くことや法定休日に働くことが認められているからです。
NIKKEI STYLE 2019年2月25日付けより引用しました。
使用者側にとって労働時間の管理は一層重要になってくるのは当然ですが、労働者側でもしっかり自分たちの労働時間を管理することが重要になってくると思います。