1. HOME
  2. ブログ
  3. 人事・労務ほっとニュース
  4. 令和4年4月からの年金額等について

お役立ち情報

Information

人事・労務ほっとニュース

令和4年4月からの年金額等について


総務省から令和4年1月に公表された【令和3年平均の全国消費者物価指数】を踏まえ、令和4年度の年金額は、令和3年度から0.4%を引き下げた金額に改定されます。新しい年金額は、6月15日支給(令和4年4月・5月分)から適用されます。

厚生労働省令和4年度年金額の例より引用しました。

年金年金額改定には以下の基本ルールがあります。
① 新規裁定者(新たに年金を受給し始める人)は、賃金の変動率に合わせて改定(賃金スライド)
 年金額 = 前年度改定率(再評価率) × 賃金変動率 × マクロ経済スライド調整率
② 既裁定者(すでに年金を受給している人)は、物価の変動率に合わせて改定(物価スライド)
 年金額 = 前年度改定率(再評価率) × 物価変動率 × マクロ経済スライド調整率

ただし、いくつかの例外もあり、その一つが以下のルールです。
物価と賃金がともに下落し、かつ、物価よりも賃金の下げ幅が大きい場合(0≧ 物価 ≧ 賃金)は、新規裁定者も既裁定者も「賃金スライド」が適用されます。
※2020年度までは物価スライドが適用されていました。

このため、令和4年度年金額は、新規裁定年金・既裁定年金ともに、名目手取り賃金変動率(▲0.4%)に従って改定されます。詳細は日本年金機構Webサイトをご覧ください。

関連記事