「痛み」分配、高齢者も
医療費2割負担、22年度に
75歳以上の高齢者の医療費の窓口負担を巡り、菅義偉首相が予定通り2022年度に1割から2割に引き上げる意向を固めた。議論が大詰めを迎えるなか、与党では「痛み」を強いる見直しの先送り論が強まっていたが、膨張する社会保障費を抑えるため一定の所得のある高齢者に負担を求める。08年の制度発足以来、現役世代に偏っていた負担の配分を見直す。
年金だけで生活している高齢者にとっては本当に苦しい「痛み」の分配だと思う。高齢社会になることはもうずっと前から分かっていたことなのに、結局なんの施策もしてこないままでこの選択はいかがかと思う。