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6月12日は児童労働反対世界デー

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児童労働に従事する子どもの数は、ILOとUNICEFの推計(2020年時点)で、世界で約1億6000万人(世界の子どもの10人に1人)に上ります。児童労働の背景にはさまざまな要因がありますが、親などの周囲の大人がディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)に就けないこと、貧困、紛争、教育機会の不平等、気候変動などがその原因として考えられています。

ILO 国際労働機関Webサイト 2022年6月6日付け記事より引用しました。

 児童労働とは、子どもが教育を受ける機会や、危険にさらされずに健全に成長する機会、つまり、子どもたちの将来と世界の未来を奪うような労働です。

2002年、国際労働機関(ILO)は、児童労働の撤廃に向けた取り組みの必要性を訴えるため、6月12日を「児童労働反対世界デー」と定めました。SDGsも児童労働をなくすことを目標の一つに定めています。経済・社会・環境について様々な目標がある中で、開発目標⑧として「ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)をすべての人に」が掲げられています。

世界では約1億6千万人の子どもたちが児童労働に就いていると言われています。これは世界中の子どものうち、10 人に1 人です。そのうち、約半分の7900 万人は特に危険有害な仕事をしているとのことです。なお、コロナ禍による貧困の影響で、児童労働はさらに増加する可能性があります。

日本では原則として15歳未満の労働、そして18歳未満の危険有害労働が児童労働として扱われます。このように法律で定められていることから、日本では児童労働はないという印象があるかもしれませんが、実は隠れたところに児童労働は存在しています。海外ほどではないものの、高校生の深夜・危険有害バイトなど児童労働は日本にも存在しており、子どもが今も有害労働として働いている現状があります。また、サプライチェーンは国を越えて広がっており、私たちが手にするものの中には、児童労働で作られたものが入っていることがあります。

6月12日の「児童労働反対世界デー」をきっかけに、児童労働の現状について理解を深めてみてはいかがでしょうか。

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