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就活「セクハラ被害」3割 インターン中など

「性的な冗談」「執拗な誘い」多く、厚労省調査

インターンシップ中やリクルーターとの接触時はセクハラに注意――。就職活動にかかわるセクハラ被害の実態が17日、厚生労働省の調査で分かった。企業の担当者らが学生に性的な冗談を言ったり、食事やデートにしつこく誘ったりするなどの行為が目立つ。

日本経済新聞Web 2024年5月18日付け記事より引用しました。

 厚生労働省の令和5年度「職場のハラスメントに関する実態調査」は、令和2年度に実施した同調査から3年が経過し、ハラスメントの対策に取り組む企業やハラスメントを受けている労働者の状況も変化していると考えられることから、全国の企業と労働者等を対象に、令和5年12月~令和6年1月に実施されました。

調査結果によると、労働者がハラスメント被害を受けた経験は次の通りとなっています。
●過去3年間に勤務先でパワハラ、セクハラ、カスハラを受けた割合
パワハラ 19.3%
セクハラ 6.3%
カスハラ 10.8%

●受けたハラスメントの内容
<パワハラ>
・脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言(精神的な攻撃)48.5%
・業務上明らかに不要なこと、遂行不可能なことの強制、仕事の妨害(過大な要求)38.8%
<セクハラ>
・性的な冗談やからかい 49.7%
・不必要な身体への接触 26.2%
<カスハラ>
・継続的な、執拗な言動(頻繁なクレーム、同じ質問を繰り返す等)57.3%
・威圧的な言動(大声で責める、反社会的な者とのつながりをほのめかす等)50.2%

また、就活等セクハラについての調査では、2020~2022年度卒業で就職活動(転職を除く)またはインターンシップを経験した人で、インターンシップ中に就活等セクハラを一度以上受けたと回答した者の割合は30.1%、インターンシップ以外の就職活動中に受けた者の割合は31.9%でした。

男女別でみると、インターンシップ中にセクハラを経験したと回答した割合は男性の方が女性より高く(それぞれ 32.4%、27.5%)、また、インターンシップ以外の就職活動中のセクハラについても男性の方が女性より経験した割合が高く(それぞれ 34.3%、28.8%)なっています。

なお、ヒューマン・プライム通信のバックアップでは、「就活ハラスメント防止対策」の企業事例をご紹介していますので、この機会にご視聴いただけると幸いです。

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