“就活”で「オヤカク」「オヤオリ」が話題に
親に “内定承諾”確認、親向けの説明会開催…就活生には賛否両論
3月1日、就活が本格化スタートし、横浜では合同説明会が開催された。
就活の新たなトレンドとして、企業が就活生の親に内定承諾を確認する「オヤカク」と、親向けオリエンテーションの「オヤオリ」が話題になっている。
昨日に続き、就活の話題を取り上げます。
数年前から「オワハラ」という言葉が就活用語として定着しています。「オワハラ」とは、「就活終われハラスメント」の略で、企業が就活生に内定を出す際や内定を出した後に、他社への就職活動をやめさせる、あるいは他社の内定を辞退するように迫ることをいいます。
そして、最近の就活用語に「オヤカク」と「オヤオリ」があります。「オヤカク」とは、企業が内定を出した学生に対して「当社への入社を親は承諾しているか」を確認すること、または企業が内定者の親と直接に連絡を取って説明・確認することをいいます。「オヤオリ」は、企業が就活生の親を対象に行うオリエンテーションのことで、内定者の保護者向け説明会などです。
どちらも、学生が就職先の会社を選ぶ際、保護者の意見を重視する傾向にあることが背景にあります。
ほかにも、保護者向けの会社案内パンフレットを作成したり、内定式や入社式に保護者が同席するといったように、親が参加する就職活動が広がっています。企業、学生、保護者それぞれが納得のいく就職先を決めるうえで、「オヤカク」や「オヤオリ」も新しい就活の形になりそうです。