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元社員は「戦力」オンラインで繋がり

IHIなど交流組織、協業や再入社促す

中途退職した「元社員」とオンラインでつながり続ける企業が増えている。IHIや日立製作所子会社などが続々交流サイトを立ち上げた。転職が珍しくなくなり専門人材の不足も強まるなか、元社員の再入社や協業につなげる狙いだ。元社員の組織化を支援するサービスも急拡大している。終身雇用が根強い日本のキャリアの多様化を後押ししそうだ。

日本経済新聞Web 2022年10月14日付け記事より引用しました。

 「アルムナイ」とは、もともとは卒業生や同窓生といった意味ですが、人事分野では、自社を退職した人、OB・OGの集まりを指す言葉として使われています。欧米では、アルムナイを組織化し、そこから積極的に採用(再雇用)する制度が一般的になっているようです。

そして、終身雇用が当たり前でなくなった日本においても、このアルムナイ制度に注目が集まり、記事でご紹介されているように、一部の大手企業で新たな採用手法として取り入れられてきています。

中小企業でも、いったん退職した従業員を再雇用された経験があるかと思いますが、再雇用に至ったきっかけは、退職した本人から応募してきたという事情が多いのではないでしょうか。

アルムナイ採用を制度化し、うまく活用することで、人材採用・育成コストの削減、優秀な人材の確保などのメリットが得られます。アルムナイ制度の運用ににあたっては、多様な価値観を受け入れる風土づくり、採用条件の明確化や社内周知をおこなうことがポイントになってきます。

採用難に悩む事業主様におかれましては、アルムナイ制度をご検討されてみてはいかがでしょうか。

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