副業で転職の「腕試し」
適性を確認・スキルも獲得
副業を収入源としてだけではなく、転職を成功させるための職歴として活用する動きが広がっている。一定期間、本業の合間に異なる仕事にチャレンジし、自身に足りないスキルを身に付ける。失職のリスクなしに新しい仕事への適性を試すことができるのも魅力だ。
副業・兼業は、自身の能力をひとつの企業にとらわれずに幅広く発揮したい、本業以外の仕事を通じてスキルアップを図りたい、といった働き手の多様なニーズに応えることができる制度として、社会的に注目が高まっています。
一方、企業にとっては、優秀な人材の確保や、社内では得がたい知見を活かしたイノベーションの創出が見込まれるなどのメリットがあります。
ただ、副業・兼業の取り組みを検討する段階においては、「副業・兼業を認めると、優秀な社員の転職や退職を誘発してしまわないか」という懸念があります。この点について、パーソル総合研究所さんの「副業の実態・意識調査」(2019年5月)を見ると、副業・兼業を認めたことで、むしろ「優秀な人材の確保や定着につながった」と効果を実感している企業が多いことがわかります。
参考までに、ヒューマン・プライムのHPに掲載している以下の記事も、ぜひご覧になってください。