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父親の「産後うつ」孤立させず予防

「完璧」目指さないで

男性の育休取得者が増え、育児参加が進む中で「父親の産後うつ」に注目が集まっている。母親の産後うつと異なり自治体が把握する体制がないため表面化しにくく、放置すれば子どもの虐待などにつながる危険性もある。

日本経済新聞Web 2023年5月18日付け記事より引用しました。

 産後の母親の死因1位は自殺という調査結果があり、その多くに「産後うつ」が関係しているといわれています。

<産後うつとは>

  • 出産後の産婦はホルモンのバランスが不安定になり、涙もろい、抑うつ、頭痛などの症状が起こります。これはマタ二ティブルーズであり、出産直後から数日間で自然に終息します。
  • 産後うつの症状は、気分が沈み、日常の生活で興味や喜びがなくなったり、食欲低下または増加、不眠または睡眠過多がみられます。また、疲れやすく、気力や思考力、集中力が減退します。
  • 産後うつは、出産後1~2週間から数か月以内に10~20%の頻度で生じます。軽度であることが多いのですが、重症化した場合、子どもへの虐待や自殺などのリスクにつながることもあります。

産後うつを予防するためには、以下の2つが重要とされています。
1.まとまった7時間睡眠
2.朝日を浴びての散歩

母親と父親のどちらにも起り得る可能性のある産後うつを予防するためには、夫婦で支えあってお互いに睡眠を確保することが大切です。明日も仕事がある夫に対しては、妻が「夜中の授乳等を交替して欲しい」となかなか言えませんが、男性も育児休業を取ることで、1.と2.が可能になり、産後うつを防ぐことができます。

また、厚生労働省イクメンプロジェクトの公式サイトには、企業版両親学級「親になる私たちが知っておきたいこと」(オンラインセミナー)の動画が公開されています。

これからお子さまが産まれる方、育児休業の取得を予定している方(男性も女性も)にぜひご紹介していただければ、と思います。

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