2022年企業が選ぶ弁護士ランキング
労務部門は木下氏
日本経済新聞社さんは毎年、主要企業の法務担当者にアンケート調査を行い、「今年活躍した弁護士」のランキングを発表しています。
2022年企業が選ぶ弁護士ランキングによると、「労務」分野では、一位が木下潮音弁護士(第一芙蓉法律事務所)、二位が同票で石嵜信憲弁護士(石嵜・山中総合法律事務所)と小鍛冶広道弁護士(第一芙蓉法律事務所)となりました。
木下先生は、女性活用ほか、企業の競争力の強化につながるダイバーシティ課題について、柔軟な問題意識を持っておられる方です。
「労務問題は裁判で判決を取れば勝ちではない。問題を起こさない日ごろの労務管理こそ重要で裁判になったらむしろ負け」と語り、2022年は中小企業の代理を多く務められました。
石嵜先生は東北大学非正規職員の労働契約を巡る裁判を総合指揮され、また、民間の労使関係に国の労働行政がどう影響したかなど研究書の執筆にも注力されました。
小鍛冶先生は、新型コロナウイルス禍以後により多様化した働き方を受け、労務管理の注意点などについて多くの企業に助言をされています。