ハラスメントのルール刷新
職場の変革迫る 企業の対応責任重く
職場にまつわる法令やルールが大きく変わっている。ハラスメント対応に関する企業の責任が増し、同僚への冗談めいた軽口や管理職の間での従業員情報の共有など、以前は当たり前だった行為が違法に問われる例も出てきた。職場の慣習を再点検し、働きやすい環境づくりが求められる。
ハラスメントは、2020年にいわゆるパワハラ防止法が施行(中小企業は今年4月から適用開始)され、社会の認識が大きく変わってきました。「これまでも大丈夫だったから…」という意識でいると危険です。本記事では、主に上司や先輩の問題行動について典型例が紹介されており、無自覚でおこなっているハラスメント言動を振り返る上で参考になると思います。
また、今年4月に施行された改正育児・介護休業法にも触れ、「妊娠・出産(本人または配偶者)の申し出をした労働者に個別の周知・意向確認措置」が義務化されたため、報告を受けた上司(または人事担当者)は、会社の育児休業などの制度を説明した上で、制度を活用するかどうかの意向を確認しなければならなくなった、と指摘しています。