東京などの中小企業、6割が賃上げへ
日商暫定調査によると
日本商工会議所の小林健会頭は1日の定例記者会見で、東京を中心とした中小企業の約6割が2023年度に賃上げを予定しているとの暫定調査結果を明らかにした。うち7割弱は2%以上の上昇率をめざしているとして「非常に心強い。地方に拡散したい」と述べた。
全国の中小企業を対象にした調査で、調査対象の8割は従業員50人以下の企業となっています。なお、途中集計では、東京商工会議所の会員企業が9割を占めているとのことです。途中集計結果のポイントは以下の通りです。
●賃上げすると回答した企業は58.2%(前年度比12.4ポイント増)
●このうち賃上げ率は「5%以上」が15.3%、「4%台」が13.2%で、4%以上引き上げる企業は28.5%(前年度比22.4ポイント増)
●賃上げの内容は、定期昇給が75.6%、ベースアップが47.7%、賞与・一時金の増額が35.9%
また、中小企業の賃上げに関する話題は、以下の記事でも取り上げていますので、この機会にぜひご覧になってください。
■賃上げに取り組む中小企業をサポートするため支援施策をまとめたマニュアルを公表
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