絶対にやらないでください。
先日、パソコンでニュースサイトを見ながらお昼ご飯を食べている(お行儀云々は不問)と、『お使いのコンピュータは、スパイウェアの問題に感染していると警告しています。次のデータが侵害されました。』とのメッセージと共に、「Windows Defenderセキュリティーセンター」のポップアップ画面が現れました。
「トロイの木馬ウイルスが検出されました」
そう告げる画面の「閉じるボタン」も「キャンセルボタン」も反応しません。
モニターの右下にはMicrosoftサポートへの問い合わせ先電話番号が表示されています。
ううむ、ご飯が冷めてしまいますよ。(そこ?)
【まずやるべきこと】
1. 念のためWi-fiを切断します。
2. 開いていたアプリをすべて閉じます。
3.「×」ボタンの効かない警告画面もタスクマネージャから閉じることが出来ます。
4. セキュリティツールを起動してスキャンします。
→「異常なし」でした。
【やらなくていいこと(絶対にやらないでください)】
あえて電話を掛け、相手が出る前に切ります。
するとすぐさま電話が掛かってきました。
「Microsoftサポートです。」と、明らかに日本人ではないたどたどしい音声です。
間髪入れずに折り返しの電話とは手厚いサポートですね。
「はぁ。どのようなご用件でしょうか」
「いま、こちらにお電話しましたよね」
「はぁ」
「サポートが必要なんですよね」
「はぁ」
「お困りだから電話したんですよね」
「はぁ」
「画面に電話番号が出てるから掛けたんでしょ。あなたお名前は?」
「はぁ、よくわからないです」
「ええ?!」
痺れをきらしたのか威勢良く切られました。ガチャン!キーン。
折り返し掛かってきた電話番号を共有します。03-5641-7627です。
焦って電話をしてしまうと、駆除ツールのインストールを促されたり(それこそが真のトロイの木馬)、サポート代金としてamazonギフト券を購入させられたりしますので、ここは慌てず騒がず、そっと画面を閉じたらウイルススキャンです。
でも焦ってしまいますよね。くれぐれもお気を付けください。そして電話をかけてはなりません。